【研究主題】自分の考えや思いを表現できる子どもの育成
~言語活動の充実と基礎的・基本的知識技能の定着を図るための指導の工夫~
<最終回>
?1年生 国語科「くらべてよもう じどう車くらべ」と生活科「見つけた生き物の特技を紹介しよう」を関連づけた授業から
目標『簡単な構成を考えて昆虫の「特技」と「体のつくり」が対応する文を書くこと
ができる。』
国語の教材文「じどう車くらべ」を読み、その文章表現に目を向け、どんな順番で説明されているかを考え、内容を読み取る学習をしました。
今回は、「じどう車くらべ」で学習したことを生かして、生活科の授業で見つけた生き物の特技を見つけ、友達に紹介する文を書く授業です。
子どもたちはこれまでに国語の「じどう車くらべ」の授業で、いろいろな種類の自動車の「しごと(どんな仕事をしているか)」と「つくり(形状)」が順序立てて説明されていることを学習しました。
本時では、「しごと」と「つくり」を昆虫の「特技」と「体のつくり」に転用して考え、それぞれが紹介したい昆虫について書きました。
あらかじめ、生き物図鑑などで昆虫に関する読書活動を行い、昆虫の特徴や簡単な体のつくりを調べワークシートにメモを取りました。また、色別のセンテンスカードを使って文章構成を理解しやすいように工夫しました。
*子どもの特技カードを紹介します。*
「トノサマバッタ」
トノサマバッタは、とおくまでとべるとくぎがあります。そのために、ながくてふといあしをもっています。
「チョウ」
チョウは、あめでもとべるとくぎがあります。そのために、りんぷんという小さいうろこのようなものがついていて、水をはじくはねをもっています。
国語科で学習したことが生活科など他教科の記録文に生かされた授業でした。
学校課題の研究授業は、今回で終了です。
野木小学校では、子どもたちが生き生きと自己表現できる授業づくりに教職員一丸となって取り組んでおります。今後も日々の授業を大切に研究に励んでいきたいと思います。
?